ケーススタディ
ソーラーフレーム取り付け用シリコーンシーラント
背景
高品質の接着を実現することは、高性能で長持ちするパネルを提供するための重要なエレメントです。ソーラーフレーム取り付け用の自動吐出ソリューションを検討する際、ソーラーパネルメーカーは、正確で比例ディスペンシングを行える高い信頼性の性能を実現しているグラコに期待を抱いています。
課題
ある大手ソーラーパネルメーカーは、自社ラインのビードプロファイルの一貫性を向上させると同時に、さまざまな長さの流路にシリコーンを自動的に吐出する高度なソリューションを探していました。同社はまた、最適な材料性能を得るための理想的な比率を維持しながら、ソーラーフレームの流路にシリコーンシーラントを塗布する最も効果的な方法を探していました。
ソリューション
グラコのHydraulic Fixed Ratio(HFR)Metering Systemは、お客様が選択したフレームシーラント用途の混合材料をうまく吐出するために必要な一貫した連続流量を提供する能力があるため選ばれました。HFRの安定した流量により、フレームの流路全体に適切な量の材料を吐出することができました。併せて、HFRは、複数の様々な流路の長さを変化させるという二次的な要件も満たすことができました。
システムには、スタティックミキサー、シュラウド、SSニードル付きのMD2ディスペンスバルブが装備されていました。フレームの流路はスタティックミキサーのアウトレットより小さいため、材料を適切に流路に入れるにはSSニードルが必要でした。MD2バルブのスナッフバック機能は、クリーンな開始と停止を実現しました。材料の比率範囲を満たすため、青側には55ガロンのドラム缶システムが、赤側には5ガロンの供給システムが用意されました。
結果
HFRは、その精度と均一性から、2液コンポーネントシリコーンのビードをフレームの流路に端から端まで押し出すことに成功しました。HFRは連続フローシステムとして開発し、製造されたため、フレームの長さが変わっても問題にはなりませんでした。
HFRがお客様の工場でどのように特殊でユニークな用途のニーズに対応できるか、ご興味がおありですか? HFRに関する知識をここで深めるか、カスタムな用途のレビューについて熟練したチームメンバーにお問い合わせください。
産業
太陽光発電
用途
- 太陽電池モジュールコンポーネントの接着とシーリング
- レール接着、フレームシーリング、ジャンクションボックス接着に使用
材料サプライヤー/販売代理店
Dow Corning Corporation
材料の仕様
Dow Corning® PV-8303 Ultra-Fast Cure Sealant
- 完全自動化プロセス用2液型超速硬化シリコーンシーラント
一般的なプロパティ
- 比率:(A:B)100:14重量部
- 粘度:
- PV-8300ベース
- 押出速度:190グラム/分
- PV-8303 UF触媒
- ブラック - 350,000 cP
- PV-8300ベース
- 化学物質:
- 2液コンポーネントシリコーン
- スナップタイム(寿命):8~10分の範囲
- 混合比重:1.31
- 色:黒
グラコの機器
HFR Metering System
- 部品番号 HFRB-21AJABANN
- 青側ポンプ:80 ccポンプ
- 赤側ポンプ:15 ccポンプ
- 加熱ゾーン:(なし)
- ホース:
- 青側1/2インチ x 10 ft SSブレード材料ホース
- 赤側3/16インチ x 10 ft SSブレード材料ホース
アクセサリー
- MD2ディスペンスバルブ
- 1/2インチ x 36エレメント使い捨てミキサー、シュラウド、キャップ
- 10ゲージの吐出ニードル
納品方法
- C58318 SS液体圧力レギュレーター
- CM7C58 55ガロンSS Check-Mate供給ポンプ、3/4インチ x 15 ft材料ホース付き
- CM7C3F 20:1 5ガロンSS Check-Mate供給ポンプ、3/4インチ x 15 ft材料ホース付き