ソーラーパネル用ジャンクションボックスのポッティング

ジャンクションボックスは、太陽光発電（PV）パネルの裏側に設置され、環境エレメントから電気部品を保護する役割を果たしています。ジャンクションボックスの取り付けを改善し、一体型コンポーネントを保護するため、あるソーラーパネルメーカーは、コスト削減、製造効率の向上、パネル寿命の期待に応える方法を模索していました。 
 

このお客様は、ソーラーパネルのジャンクションボックスを最も効率的で一貫性のある方法でポッティングする方法を探していました。リボンワイヤーの接続を腐食から守り、バックパネルからの水分の侵入を防ぐ信頼性の高いソリューションを見つけることが最も重要でした。さらに、ポッティング材料は、プラスチック製ジャンクションボックス、金属リボンワイヤー、ガラス製バックパネルなど、さまざまな基材をシーリングして接着する必要がありました。
 

グラコとその販売代理店パートナーは、20：1（体積比）のシリコーンポッティング材料を約30 ccのショットサイズで処理するための計量、混合、吐出システムを提供することに取り組みました。塗布を検証するため、グラコはオハイオ州ノースカントンにある塗装ラボでPR70 Posi-Ratioメーター、混合、吐出システムの認証を行いました。20：1の容積比率は、PR70v可変比率システムで簡単に得ることができました。比率とショットサイズの再現性の調査により、このシステムがポッティング材料の処理において信頼できることが証明されました。PR70v可変比率システムのもう一つの利点は、ハードウェアやキットを追加することなく、吐出比率を微調整できることです。 材料の比率をわずかに変える必要がある場合、PR70vの機器はそれに対応できるのです。

PR70vには、MD2バルブ内で触媒材料とベース用の材料を分離させるためのバネ荷重ポペットノーズを備えたMD2ディスペンスバルブが装備されていました。触媒材料は水分に弱いため、触媒タンクには湿った空気を置換するための窒素ブランケットアクセサリーが装備されていました。 ベースタンクと触媒タンクの両方に、補充が必要なタイミングを示すローレベルセンサーが装備されていました。さらに、ベースタンクには、ドラム缶供給システムを使ってタンクに自動補充するための自動補充キットが装備されていました。
 

ジャンクションボックスをポッティングする際、材料比率、流量、ショットサイズの一貫性はすべて重要な要素でした。PR70vは、3つの要件すべてにおいて優れた性能を発揮しました。レベルセンサーとベース側オートリフィルにより、このシステムは、ソーラーパネルの大量生産という目標を達成するための包括的な機能を備えていました。PR70v Posi-Ratioメーター、混合、吐出システムにより、お客様は大量生産製造環境において、ソーラーパネルのジャンクションボックスにポッティング材料を確実かつ繰り返し吐出することができます。

PR70 Posi-Ratioがお客様の工場の目標達成をどのように支援できるかについて、今日すぐに当社の専門家にお問い合わせください！
 

ソーラーパネルメーカー
 

ソーラーパネルメーカー
 

Quantum Silicones - バージニア州リッチモンド
 

QSil 6201（UL申請中）

シリコーンポッティング材料
 

• 堆積の比率（A：B） - 20：1
• 粘度：
  • 部品A - 6,000 cps
  • 部品B - 30 cps
• 部品B（触媒） - 水分に弱い（窒素ブランケットが必要）
  
  

構成：

• システム 部品番号 PR7E-JAYA1EACA334411JAJAANN3
• 青側ポンプ：960
• 赤側ポンプ：80
• ホース
  • 1/2 in（12.7 mm） x 15 ft（4.5 m)、SSブレード、TFEライニング付き
  • 3/16 in（4.7 mm） x 15 ft（4.5 m)、SSブレード、TFEライニング付き

• 10：1ノーズポペットバルブ付きMD2ディスペンスバルブ
• 圧力トランスデューサー
• 最適な混合のための32 エレメントスタティックミキサーまたはコンボミキサー
   

• スタンド付き30 リットルオフボード大量（ベース）タンク
  • 自動補充用の高/低レベルセンサーを装備
  • 55ガロン ドラム缶供給ポンプ：原料の元容器からタンクに補充するためのもの
• 低レベルセンサー付き30リットル低用量（触媒）タンク
  • タンク内の空気（水分）を除去する窒素ブランケットキット